図面の筋交い△、上下が分からん

お疲れ様です。ワニガメです。

今回は、エアコン工事で起こる穴開けトラブルについて記録します。

ワニガメ流?穴開けトラブル対応方法です。

まずは図面を確認する

穴開けをするときは、基本的に図面を確認します。

2×4工法ならそこまで気にする必要はありませんが、在来軸組工法の場合は、筋交いをぶち抜かないように注意する必要があります。

私は、お客さんと一緒にこれから工事する部屋を確認しながら図面を見るようにしています。

筋交いは、基本的に直角三角形のマークで表示されることが多く、上下についても書いてあります。

クロス(たすき掛け)の場合は、クロスで入っていることが分かるように書いてあると思います。

ただ、たまに正三角形のマークで筋交いを表示している図面もあります。

正三角形のマークでも、どちらが上なのか下なのか書いてあればいいのですが、何も書いていない不親切な図面もあります。笑

そういう場合は、「片側筋交い」と決めつけず、クロスで入っている可能性も考えて穴開けした方が安全だと思います。

職人によっては、もう図面を一切見ずに作業する方もいるようです。

片側筋交いだと思ったらクロスだった

私自身、一度経験があります。

図面だけでは筋交いの向きが分からなかったので、施工途中の写真を確認して場所を特定しました。

そして、お客さんと一緒に、

「筋交いはこっち向きで入っていますね」

と確認しながら、いざ穴開け。

ところが…

クロスで入っていました。

完全に私の「片側筋交いだろう」という思い込みです。

結果的には大きな問題にはなりませんでしたが、今思えばかなり危ないところでした。

図面や施工途中の写真だけで判断せず、状況に応じてしっかりと下地を調査するべきだったと思います。

もし筋交いに穴が被ってしまったら

では、実際に穴を開けてみて筋交いが被っていた場合。

当然ですが、筋交いを傷つけないようにする必要があります。

その場合は、コアを水平方向にずらして、ボードだけを広げます。

筋交いの被りが少なければ、そのまま外壁まで穴を開けられる場合もあります。

ただ、筋交いの被りが大きい場合は、外壁側からも穴を開けるしかありません。

その場合、私は部屋側からセンターピンだけで外壁まで貫通させ、その穴を目印にして外壁側からコアで穴を開ける方法が良いと思っています。

スケールで位置を測って外壁側から開ける方法だと、どうしてもズレる可能性があります。

外壁側から開ける場合は、室内側から貫通させた穴を目印にする方が確実だと思います。

もちろん、この方法だと筋交いを避けているため、スリーブを通すのが難しくなってしまうことがあります。

でも…筋交いを守るためなら正直仕方ありません。

室内機の取付位置によって左右に動かすスペースが無い時は、中抜きになりがちなので水漏れにならないように注意が必要です。

クロス筋交いで逃げ場がない場合

筋交いがクロスで入っていて、左右どちらに逃げても筋交いに当たってしまう場合。

こうなると、エアコン本体を天井から少し下げて設置する必要が出てきます。

経験的には、天井からエアコン下端まで460mmくらい下げると、筋交いの下を開けやすいことがあります。

もちろん建物によって筋交いの位置は違うので、必ず逃げられるとは限りません。

それでも無理な場合は、マンションのように露出配管にするしかないかもしれません。

柱ギリギリを狙う穴開けも難しい

また別のパターンのトラブルです。

エアコンの穴を柱ギリギリに開けたい場合、細いドリルなどで柱の位置を探ることがあります。

下地がいなければ比較的分かりやすいのですが、下地がある場合は、

「下地を抜いて、その先で柱に当たっているのか?」

「そもそも柱に当たっていないのか?」

という判断を感覚ですることになります。

これがなかなか難しい。

胴縁なども入っていると、本当に惑わされます。

そして、さらに厄介なのが電線です。

電線が近くの柱にステップルで固定されていると、ドリルを回転させずに押し込んだだけでも、

「柱に当たった?」

と勘違いすることがあります。

逆に、そのままドリルを回転させてしまうと……

ショートします。

煙や火花が出た瞬間、

「やったわ……」

となります。

みなさんも一度くらい経験あるんじゃないでしょうか?

…ない方がいいです。

ハウスメーカーによっては「なんかおる」

あと、もう一つありがちなトラブルがあります。

ハウスメーカーによっては、サイディング下地に、鉄板のようなものが入っているケースです。

これは筋交いとはまた別で、外壁側にあるため調査しにくいです。

穴を開けてみて被っていたら、上手に避けるしかありません。

しかも、これは図面に載っていないこともあるので、穴開けをしていると、

「なんかおる!」

となりがちです。

これについては、お客さんに事前にしっかり説明しておくことが重要だと思います。

まとめ

穴開け工事で一番重要なのは、やっぱりお客さんへの事前説明だと思います。

見えない部分を相手にする作業なので、どれだけ事前に確認しても、実際に開けてみないと分からないことはどうしても出てきます。

だからこそ、

「ここにはこういう可能性があります」

「もし構造体があった場合は、このように対応します」

と、できるだけ事前に説明しておく。

そして、実際に問題が出たときは、無理にそのまま進めない。

見えない部分だからといって「やっちぇえ精神」でいくと、あとで困るのは自分とお客さんです。

最善を尽くした工事を心がけたいと思います。

以上、ワニガメの記録でした。

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